2009-05-31

ロシア株式市場「不安な急騰」

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ロシア株式市場の急騰に過熱の兆しが現れ、懸念の声が高まっている。

フィナンシャル・タイムズ(FT)は31日、3月からロシアのRTS指数が90%も上昇したと報じた。3月2日に539.37で引けたRTS指数は、先月29日に1087.59まで上昇した。同期間に米国のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数と中国の上海総合指数はそれぞれ30%、25%上昇した。

専門家は、こうしたロシア株式市場の急騰を、景気回復期待に伴うリスク投資資金の復帰によるものと分析している。また、年初にロシア株式市場が他の海外市場に比べより大幅に下落した点、ロシアの主要輸出品目である原油価格が上昇した点なども株高に寄与したとの指摘だ。ロシアの原油埋蔵量は計82億トンに達し、世界6位の水準である。

しかし専門家は、ロシア株式市場の上昇を危うい思いで見守っている。世界的な景気低迷が和らぐのではないかとの期待は高まっているが、ロシア経済は依然として脆弱だとの分析があるためだ。

ロシア経済は今年、マイナス7%の成長率を記録すると予測される。加えて企業の負債比率も高い。金融企業を含むロシア企業が今年、借り換え(リファイナンス)しなければならない海外社債および融資の規模は900億ドルに達する。

原油価格の変動でロシア株式市場が暴落する懸念がある。ロシアのRTS指数の構成銘柄のうち、実に70%が原油および天然ガスに関連している。また、昨年外国人投資家を流出させたグルジア戦争のような事態が起きた場合も、ロシア株式市場の上昇が崩れかねないとの指摘だ。

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