2009-05-31

「消費者の五感を刺激すれば財布が開く」

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新世界センタムシティ店内のIT機器体験売り場「iPodメガショップ」で顧客がMP3プレーヤーを実際に使ってみている。 「消費者の五感を刺激すれば財布が開く」

国内流通業界が視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚など顧客の五つの感覚を刺激して製品購入を促す「五感マーケティング」に積極的に乗り出している。

31日、業界によると、3月にオープンした新世界センタムシティ店は、アップルのMacBook(ノートパソコン)、iMac(コンピューター)、iPod(MP3プレーヤー)はもちろん、スピーカーやイヤホンなど100種類あまりのIT機器を顧客が直接聴き、触ってみることができる体験売り場「iPodメガショップ」を運営している。

オープンから2週間で1万5000人あまりの顧客が訪れたiPodメガショップは、一度製品を購入した顧客の再購入率が30%に達するほど熱い反応を得ている。

またナイキメガショップでは、運動靴を購入しようとする顧客がランニングマシンの上を走ると、カメラが足の大きさと形を測定し、顧客の足に最も合う運動靴を選んでくれるサービスを実施している。

現代百貨店は売り場ディスプレーのメインカラーを希望を象徴するオレンジ色に定め、各売り場ごとにオレンジ色の風船とオレンジの造形物を飾った。

また高級ブランド売り場内で流れる音楽も、従来のクラシック音楽から速く軽快なニューエイジやジャズ音楽に変える一方、水の流れる音や鳥の声など気分を軽くする効果音も編成した。売り場と休憩室、トイレなど各フロアごとにアカシアの香りやヘーゼルナッツの香り、りんごの香りなどが噴射される芳香器を設置して運営している。

ロッテマートは売り場入口の青果コーナーに見張り小屋を設置し、顧客が涼しい夏の風景を感じられるようにした。またスイカ販売コーナーと水着売り場ではそれぞれセミの声と波の音を効果音として流し、消費者の聴覚を刺激している。

このほかロッテマートは、生理用品やおむつなど触感が重要な商品群のサンプルを売り場内に配置し、顧客が直接触って購入できるようにしている。

視覚的依存度が高かったテレビ通販業界でも五感マーケティングが盛んだ。ロッテホームショッピングは先月末、ラジオ放送の形式を導入し、顧客の目と耳がともに楽しめる番組「夜を忘れたあなたに」を披露した。

この番組は実際のラジオ放送のようにスタジオ内にDJブースを設置し、顧客のリクエスト曲をライブ音楽で演奏する一方、放送中に簡単なエピソード紹介も添えるなど、顧客の積極的な参加を引き出した。これにより売上高は通常の週末放送時より25%増加した。

CJオーショッピングは最近、高級香水「ロリータ・レンピカ」の販売放送を行いながら、香水の嗅覚的な香りを最大限視覚的なイメージに転換することにすべての焦点を合わせた。

香水は放送を通じて香りを表現するのが容易でなく、これまでテレビ通販ではあまり扱われなかった製品だが、CJオーショッピングはこの日、ファッションショーに近い雰囲気でランウェー舞台を設置し、セットは紫色のアクリル素材を使って透明感を生かすなど、事前準備作業だけで1000万ウォンほどを投資した。

業界関係者は「もはや製品の機能や価格だけに依存した販促行事は顧客の注目を集められない時代だ」とし、「顧客の五感を刺激して感性的な購入につなげるマーケティング手法が日々進化している」と述べた。

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