2009-11-30

「孤立無援」の民主労総

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張錫春(チャン・ソクチュン)韓国労総委員長が30日午後、国会記者会見室で複数労組導入に反対する内容の記者会見を行っている。/オ・デグン記者 林成圭(イム・ソンギュ)民主労総委員長が30日、韓国労総の発表に対する民主労総の立場を明らかにするのに先立ち、政府の鉄道労組ストへの厳正対処方針に抗議する記者会見を行っている。/キム・ジュヨン記者

張錫春韓国労総委員長が「複数労組導入反対」と「労組専従者への賃金支給禁止の猶予」というサプライズ・カードを切った30日午後、民主労総は当惑した様子が色濃かった。林成圭民主労総委員長は直ちに「共闘破棄の可能性」に言及し、独自路線を進むとの立場を示したが、現在民主労総が置かれた状況は孤立無援に等しい。連帯パートナーと考えていた韓国労総は闘争より実利を選んで離れ、年末を目標にゼネストを組織しているが現場の反応は冷ややかだ。

◇両労総の41日間の同居は事実上終了=21日に両労総委員長が会い、複数労組と専従者問題を最優先の議題として連帯することで合意した時点では、両労総の共闘ムードは強固だった。両労総間に実務協議体が構成され随時意見を交わし、これを基に労使政6者会議では政府と経営界を相手に共同対応に乗り出した。両労総委員長は機会があるたびに連帯スト実施の可能性まで言及し、闘争の水準を高めた。25日に労使政6者会議が決裂したことで、こうしたムードはさらに高まるかに見えた。しかしゼネスト賛否投票最終日の30日、張委員長は民主労総との連帯闘争より組織が優先という実利を選んだ。民主労総は韓国労総の突然の方針転換について「両労総の共闘を不可能にするだけでなく、全労働者に大きな失望を与える行為だ」と批判した。実際に連帯破棄を宣言していないだけで、両労総間の共闘に大きな亀裂が生じざるを得ない状況だ。林成圭民主労総委員長は「事前の協議も全くなかった」として「韓国労総がここまで行くなら、正直、今後も共闘を続けるべきか深刻に検討する」と不満を示した。

労働界の関係者は「当初、両団体は理念ではなく利害関係が似ていたから連帯したのではないか」として「結局その利害関係が変われば連帯に亀裂が生じざるを得ない」と分析した。

◇孤立無援の民主労総=韓国労総がゼネストの代わりに交渉を選んだことで、民主労総は少なからぬ負担を抱えることになった。この日スト5日目に入った鉄道労組は政府の強硬対応方針で活路を見いだせておらず、来る12日に発足する全国公務員労組もまた、最近改正された「公務員服務規定」により活動が大きく制約されざるを得ない状況だ。1日から施行される「国家および地方公務員服務規定」改正案によれば、公務員は集団または団体の名で国家政策に反対できず、職務遂行中に政治的主張を象徴する服装の着用が禁止されるためだ。

こうした状況を突破するため民主労総は韓国労総との共闘の中で対政府闘争の水準を高める計画だったが、この日韓国労総が街頭ではなく交渉の場を選んだことで進退両難に陥った。公務員労組・全教組など傘下労組に対する政府の圧迫は日を追って強まり、ゼネストのための動力確保も容易でない状況であり、民主労総指導部の悩みは深まっている。

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