2010-07-30

[韓国経済の大計 企業が導く] S-OIL

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S-OILは将来の成長エンジン拡充のため、第2キシレンセンターを建設する温山工場拡張プロジェクトを意欲的に進めている。写真提供=S-OIL S-OILは精油と潤滑油部門に続き、石油化学部門の競争力強化を将来ビジョンに据えている。昨年、世界金融危機の中でも着実な成長を示し、将来の成長可能性を見せた石油化学部門を新たな成長エンジンとして育成しようというものだ。

S-OILが推進する石油化学事業の競争力強化策が、まさに温山工場拡張プロジェクト(Onsan Refinery Expansion Project)である。S-OILの温山工場拡張プロジェクトは、2011年6月の完工を目標に1兆4,000億ウォンを投資し、18万4,500平方メートルの敷地に年産90万トンのパラキシレンと年産28万トンのベンゼンなど石油化学製品を生産する施設を建設する大型プロジェクトだ。

昨年6月に起工式を行い本格的に建設を開始し、最近では中核設備である高さ89.4mのキシレンタワーとラフィネートタワーをはじめとする大型装置の設置を成功裏に完了した。

S-OILは合成繊維の基礎原料であるパラキシレンを生産する第2キシレンセンターと、原油精製過程で生産されるナフサを改質して石油化学製品の基礎原料であるBTX(Benzene, Toluene, Xylene)を生産するアロマタイジング工程を拡張する計画だ。また原料として使用するナフサを追加確保するため、コンデンセート分留工程(CFU)を導入し、原油精製能力を現在の1日58万バレルから63万バレルへ拡大する予定である。

特に第2キシレンセンターは、現在の年間70万トンに90万トンのパラキシレン生産能力が加わることになり、単一工場としては世界最大規模の威容を備えることになるとみられる。このほかP-X、BTX、プロピレンなど主要製品の生産能力も現在より2倍以上増える見通しだ。これにより同社側は、拡張が完了すれば営業利益率が約20%以上高まると期待している。また中国を中心とする石油化学製品需要の持続的な増加に対応でき、新たな成長軸を確保することになると見通している。

同社の関係者は「今回のプロジェクトが完了する2011年以降は、アジア太平洋地域で最も影響力のあるパラキシレン供給者に躍進するだろう」とし、「世界需要増加の中心地に隣接する地理的な利点を活用して最高の競争力を確保する」と語った。

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