畜産農家・消費者の反発が予想…政府「安全に問題はない」
2003年のBSE(牛海綿状脳症)発生以降、輸入が中断されていたカナダ産牛肉が、早ければ今月末から再び国内に入ってくる。
国会は昨年12月30日に本会議を開き、カナダ産牛肉の輸入衛生条件案の審議結果報告書を、出席議員178人のうち賛成109人、反対45人、棄権24人で可決した。
政府が昨年6月末にカナダ政府と牛肉輸入衛生条件で合意した際には、2011年末に輸入が再開されると見込まれていた。しかし国会の審議過程で反対意見が出され、農林水産食品委員会は27日になってようやく懸念の意見を盛り込んだ審議結果報告書を採択した。
しかしこの日、輸入衛生条件案が本会議を電撃的に通過し、カナダ産牛肉は早ければ来月末か2月には輸入が再開されると見込まれることから、畜産農家はもちろん消費者の反発も予想される。
政府は、カナダがBSEが18回発生した地域であるという点と、国会の審議過程で出された反対意見や懸念の声を踏まえ、内部で十分な検討を経て輸入衛生条件案を告示する方針である。
農林水産食品部の関係者は「補完対策の策定など内部の議論が順調に進めば、早ければ1月末か2月中には輸入が再開されると見られる」とし、「カナダ産牛肉は輸入衛生条件案で、国際獣疫事務局(OIE)が懸念する部位以上に輸入禁止部位を拡大してあるため、安全には問題がない」と明らかにした。
カナダは2007年にOIEからBSEリスク管理国の地位を取得すると韓国政府に牛肉輸入再開を求め、その後、韓国が米国産牛肉の輸入を再開すると、2009年4月には世界貿易機関(WTO)に韓国政府を提訴した。政府は韓国に不利な判定が下されることが確実視されると、カナダ政府と昨年6月末に牛肉輸入を再開することで電撃的に合意した。






