2012-03-30

[本と世の中] 直観か理性か…あなたの選択は

本文はAIによる機械翻訳です。見出しは原文(韓国語)のまま表示しています。正確な内容は原文をご確認ください。

ダニエル・カーネマン まず簡単なスピードクイズを解いてみよう。「バットとボールを合わせた価格は1ドル10セント。バットの価格はボールより1ドル高い。ではボールの価格はいくらか」

すぐに10セントと答えたなら、あなたは間違いだ。しかし落胆する必要はない。米国の大学生の20%、ハーバードやMIT、プリンストンの在学生でも半分だけが正解(5セント)を当てたにすぎない。人々はなぜ間違えたのか。直観のためだ。正解を導き出した人々は、スピードクイズという圧迫の中でも10セントという直観を拒否し、あるいは回避した。

新刊「考えることについて考える」には、こうした実験事例が無数に登場する。冷徹な判断を下さなければならない裁判官や、患者の健康、さらには生命まで扱う臨床医たちも、性急な判断の誤りに陥る場合が少なくない。失敗の原因は先の事例と同じだ。理性よりも直観に従ったせいである。著者のダニエル・カーネマンは意思決定の因子を二つに分ける。速い直観で構成されたシステム1と、正確だが遅く怠惰な理性が支配するシステム2が、我々の頭脳の中で相互作用するというものだ。

誰もがシステム2の影響下にあることを願うだろうが、実際はその反対だ。カーネマンは、システム1すなわち直観が人間の判断と生活を支配する場合がはるかに多いと断言する。株式投資もここから外れない。売り・買いの決定と成果を分析してみると、一般投資家はもちろん、ファンドマネジャーまでも「直観に依存するサイコロゲーム」のように投資してきたという結果が出た。

答えはないのか。速く正確な判断を下すために、すなわちシステム1と2の調和のために、カーネマンは「無意識的なパターン認識を絶えず磨かなければならない」という結論を下す。

経済学者たちは心理学者であるカーネマンの実験と結論を面白くない目で眺める。「人間は合理的に思考する存在である」という経済学の基本前提を覆しているからだ。既存の経済学には歓迎されないが、カーネマンの思考と実験は2002年のノーベル経済学賞受賞以降、「行動経済学」という名でさらに地平を広げている。

行動経済学を切り開いた87歳の大学者であるカーネマンの初の一般向け教養書である本書は、米国のインターネット書店アマゾンでCEOなど有力読者が選んだ「2011年ベストセラー」の首位を記録した。個人の選択から政策、教育、国防、医療、会社経営、株式投資に至るまで、数限りなく紹介される実験事例は、多様な職業群の読者にインスピレーションを提供できそうだ。

保護者も注目に値する。「無理に何かをするよう自分を励まさなければならないなら、次の挑戦で自制力を失ったり対応能力が落ちたりする。こうした現象を自我枯渇という。自我枯渇は放棄しようとする衝動にさらに脆弱にならざるを得ない」という箇所では胸が締めつけられた。/権洪雨(クォン・ホンウ)編集委員 hongw@sed.co.kr

ダニエル・カーネマンとは

行動経済学を開拓しノーベル賞受賞…世界100大思想家に

ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)は立志伝中の人物だ。1934年テルアビブ生まれで、ヘブライ大学を出て陸軍将校として最前線勤務を経験し、心理戦部隊に勤務した後に留学の道に進み、カナダと米国で教壇に立ったが、1979年にエイモス・トベルスキーと共同で「プロスペクト理論」を発表し心理学と経済学を接合させた瞬間までも、英語すらまともに操れないという非難に苦しんだ。

短い英語と差別を乗り越えて研究に没頭し、イスラエル陸軍時代から同僚将校であったエイモス(1996年死去)とともにノーベル経済学賞候補に挙げられた彼は、2002年の受賞以降さらに脚光を浴び、「世界100大思想家」(米誌フォーリン・ポリシー)、「世界金融を動かす50大人物」(ブルームバーグ)に選ばれた。暇があるたびにイスラエルの行政・教育改革や軍の人材開発プログラムに参加し、「イスラエル史上200大人物」に選定されもした。経済学を専攻していない学者の中で経済学に最も大きな影響を及ぼした人物と評価される。

原文(韓国語)を読む