政府は29日、論争を呼んだ日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結を暫定的に延期した。26日の国務会議で非公開のまま拙速に処理したとの批判が強まり、政府は結局、署名直前の延期という外交的な失態を自ら招いた。与野党の反対も強く、現政権内での協定締結は事実上白紙になったとみられる。
政府はこの日夕、「金滉植(キム・ファンシク)国務総理の立場」という緊急報道資料の配布を通じ、「手続き上の問題で意図せず国民に心配をかけたことについて申し訳なく思う」と謝罪した。金総理は「国益に合致するものであり、6月末までに締結することで相手国と協議しており、相手国と関連手続きが完了していない状態では相互に公開しないのが外交的慣例である点を考慮したものだ」と説明した。
これに先立ち、今回の交渉窓口である外交通商部の趙炳杰(チョ・ビョンジェ)代弁人もこの日午前、「第19代国会が開院したことで、国会と協議した後に協定署名を進めることにした」と明らかにした。協定文はこの日午後に署名する予定だったが、申珏秀(シン・ガクス)駐日大使が日本の外務省に国内事情を理由に署名が難しいとの立場を伝えたとされる。






