黄教安(ファン・ギョアン)韓国法務部長官内定者が28日、国会法制司法委員会で開かれた人事聴聞会で、前官礼遇、贈与税脱漏などの疑惑について解明している。/孫龍石(ソン・ヨンソク)記者
黄教安韓国法務部長官候補者は28日の人事聴聞会で、検察退職後に法律事務所で受けた高額年俸が「前官礼遇」だったとの疑惑を認め、寄付の意思を明らかにした。黄候補者はこれに先立ち、前官礼遇など各種疑惑に対する資料提出要求に応じておらず、野党による集中的な検証が予告されていた。
◇前官礼遇は認める、内訳の公開は拒否=黄候補者は2011年に検察を去った後、法務法人太平洋に移り、17カ月間で16億ウォンを受け取った。これについて同候補者は「国民の目線に合わない多額の給与を受け取った点について申し訳なく思う」とし、「周囲の方々が皆納得できる奉仕活動と貢献活動を行いたい」と述べた。
また「前職・現職が結託して公職の意思決定を歪めたり、それを通じて公職社会への信頼を損なう不適切なコネクションは根絶されなければならない」とし、前官礼遇を根絶する意志を示した。
しかし黄候補者は、受任件数と内訳を公開せよという要求に対し、関連資料の提出および答弁を行わず、野党議員らの激しい圧力を受けた。
同候補者は、法律事務所在職期間にわずか2~3件の事件のみを担当したという報道に反論し、「(受任件数は)それより多い。法律事務所では働いた分だけ受け取ったものだ」と主張し、「営業上取得した情報についての秘密保持義務がある」として答弁を避けた。
◇贈与税脱漏・兵役忌避「故意ではない」=黄候補者は、息子にチョンセ資金3億ウォンを贈与し税を脱漏したという疑惑については「借用証を作成し、利子も受け取った」と述べた。
長官に指名された後に遅れて贈与税を納付したのは筋が通らないという指摘には「誤解を受ける可能性があるので(贈与税を)納付して終わらせた方がよいと指摘する方々がいたので、贈与の手続きを踏んだ」とし、「父親の心情を理解してほしい」と説明した。
兵役問題も聴聞会の争点となった。黄候補者は徴兵検査を3回延期した後、「タンマジン」という希少な皮膚病で兵役が免除され、故意の兵役忌避ではなかったのかという疑惑が提起された。これについて同候補者は「経緯はどうであれ、兵役をきちんと履行できなかった点については常に心の負い目と考えてきた」と述べた。
◇検察改革は「人事」から=検察改革の意志、司法観、歴史観など長官としての資質に対する検証も行われた。黄候補者は「法務・検察で国民が失望したことが少なくなく、改革の声も高いことを知っている」とし、「自ら振り返り、新たに変わるべき時点だ」と刷新の意志を強調した。
7日に検事総長候補推薦委員会が新任検事総長候補を3人に絞ったことについては「尊重されるべきだ」との立場も明らかにした。ただ「推薦された3人の中から候補者を推薦するのか」という質問には「それについては全く情報がなく、報告を受けたこともない」として、明確な答弁をしなかった。
代表的な「公安通」である黄候補者には、国家保安法に関する質疑も続いた。同候補者は「安保上の脅威が現存する状況で、個別に国家保安法に反する行為があれば、いつでも断固として処分しなければならない」とし、「法の適用には慎重でなければならないが、慎重さが法執行を乱してはならない」と述べた。






