金炯植(キム・ヒョンシク、44・拘束)ソウル市議会議員が関与した資産家殺人事件を捜査中の警察が、金議員が被害者から請託とともに億単位の金銭を受け取った疑いをつかみ、捜査を拡大している。
30日、ソウル江西警察署によると、金議員は宋某氏(67)から請託とともに裏金を受け取ったがこれを実現できず、6月4日の地方選挙を前にこの事実を暴露するとの圧力を受け、友人の彭某氏(44・拘束)に指示して宋氏を殺害したと警察はみている。
当初、警察は宋氏の事務所で発見された5億2000万ウォンの借用証などを基に、金議員が宋氏から債務返済の圧力を受け殺人を教唆したと推定していた。しかし警察の追加捜査の結果、金議員の犯行動機が単純な借金の催促によるものではないとの状況が明らかになりつつある。
警察は、宋氏が近隣生活施設に指定された土地を商業地区に用途変更してほしいとして金議員に金銭を渡した可能性に注目している。近隣生活施設が商業地区に指定されれば地価などは3~4倍以上に上がる。金議員はソウル市建設分科委員会に所属していた。借用証が発見された5億ウォン余りの金銭を「1件」に対する対価と警察はみている。
このほかにも金議員が宋氏から複数回にわたり金銭を受け取ったとみて捜査を進めている。
ただ警察は、金議員と宋氏の口座で取引履歴を確認できていない状態とされる。
一方、彭氏は警察の調べに対し「中国の担ぎ屋をしながら金議員に8000万ウォン余りの借りをつくるなど、助けを受けた」とし、「真実の友人として金を出してくれたと思っていたが、結局私を犯行に利用しようと計画的に渡したようだ」と述べた。金議員はこの日午後から追加で警察の調べを受けているが、一貫して容疑を否認していると伝えられた。






