2014-10-31

[書評]競争は人類発展のための「最高善」か

本文はAIによる機械翻訳です。見出しは原文(韓国語)のまま表示しています。正確な内容は原文をご確認ください。

資本主義と新自由主義の無限競争体制の副作用が浮き彫りになる中、競争そのものをどう見るかについての根本的な問いが提起されている。英ロンドンの国立美術館の労働者が民営化反対デモを行っている。/=聯合ニュース

市場経済を通じ誰もが恩恵を受ける 競争体制を望まないなら去ればよい 無償政策、道徳的な名分で包装… 税負担が増え結局は所得がさらに減る

人は誰もが生きる中で競争をする。良い学校に通うため、稼ぎの良い職場を得るため、そして名誉と権力を手にするために競争をする。だが競争があまりに厳しくなり、かえって人生の優先順位が変わってしまったのではないかという不安も覚える。幸せな人生のために競争するのではなく、競争のための競争へと押し流されているということである。競争は近代資本主義の産物ではない。人類の始まりとともに競争はあった。しかし資本主義と市場経済の発達に伴い競争がさらに激化したのは事実である。こうした競争体制をどう見つめ、どう対応していくかは我々の社会の話題だ。以下の2冊は競争を見る二つの観点を示す。市場経済と人類の発展のための「最高善」だという側が一つ、制御できない場合には人間性を破壊する「悪魔」に変わりうるというのがもう一つである。判断は読者に委ねられるが、競争を見る思考の幅と地平を広げるうえで良い機会となりうる著作である。

市場経済とは競争にほかならない。市場経済は競争を通じて発展し、今もそうである。この体制に参加した人は皆恩恵を受けてきたし、今後も同じであろう。『私を目覚めさせる33の本』は多くの著作と事例を挙げて説明する。当初は自由主義の優越性を説明しようとしたものだが、結局は市場経済の弁護に捧げられる。

例を挙げよう。市場経済はしばしば勝者独占の構造で冷徹かつ非道徳的だと非難されるが、この本はむしろ市場経済の方がより道徳的だと主張する。たとえば「誰かが大きな所得を得たということは、その人が他人に多くのものを提供したことを意味する。市場経済の道徳的側面が浮かび上がる。多くの金を稼ぎたければ、他人を大きく助ける方法を探してみるべきだ」というのである。

競争は世界的にも行われる。貿易を通じた生産活動は富をもたらす。規模の経済性が大きい事業ほど、国内市場の規模が小さい国ほど市場を開放する必要があるという。「日本の自動車メーカーから激しい競争に直面した米国の自動車企業ビッグ3は、自社の自動車の品質を高めるために努力を傾けざるを得なかった。消費者は日本車の競争がある前よりはるかに良い自動車と軽トラックを消費できるようになった」。

あわせて私有財産制度も、他人に有益な用途に財産権が活用されるようにする。「自分の財産、あるいはその財産を用いて提供できるサービスが他人にとって魅力的に見えるほど、その財産やサービスの価格が高まり自分の利益」になるからである。

本書が主張するところでは、一部の市場経済への批判は近視眼的だ。無償給食、無償医療、半額授業料などは道徳的名分と正義で包装され、当該政策が実行されうる。こうした政策で関連する利害当事者は当然利益を得るだろう。これがまさに目に見える効果である。だがこうした政策には相当な財源が必要だ。そのために不特定多数である国民が税金を払う。税金を払った分だけ各個人が使える所得が減り、その分消費が萎縮して経済全体に否定的な影響を及ぼす。

ここで競争は市場経済の主役である企業家を育てる。本書はカーズナーの『競争と企業家精神』(1973年)を例に挙げ、経済の主人公は企業家と競争だと主張する。企業家的発見と競争が価格を含む市場過程を作動させる原動力だというのである。企業家は価格の異なる二つの地域を見て利潤機会を探す。他人より素早く動いて安い地域で買い、高い地域で売る。企業家の活動は基本的に競争的である。すなわち利潤は企業家的発見を通じて新たに創造された価値だ。利潤が企業家に帰属するのは道徳的に正当である。

本書はやや皮肉でもある。競争を望まないならこの体制を去れという言葉をためらわずに吐き出す。「あなたが競争を放棄して生きても飢え死にしない社会になったこと自体が『競争社会』だからという事実である。人類が物質的にまともに暮らし始めたのは200年ほどだ。そしてこうした体制は競争によって作られた。それでも一部のユートピア主義者は『高貴な野蛮人』という、実在しない仮想の存在を美化しその生を憧れる。あなたには少なくとも選択権がある。そうした場所へ行き、そのような生を送ればよい」。

米国の著名な経済学者トッド・ブックホルツの『ラッシュ』にはこんな一節があるという。「ナルシシズムと憂鬱を治せる最高の薬は、逃げ道を塞ぎ現実にぶつかって闘う方法を学ぶことだ」。

『私を目覚めさせる33の本』は、自由主義者の宋復(ソン・ボク)延世大名誉教授と小説家兼社会評論家の卜鉅一(ポク・コイル)が共同で編んだ。自ら自由主義への入門書だという。書名のように計33冊の自由主義の名著についての33人の書評と解説を収めた。

内容は全4部から成る。第1部「自由主義に出会う」は自由主義を説いた8冊を、第2部「正しく見る大韓民国の歴史」は大韓民国の歴史を考察した著作5冊をそれぞれ紹介する。第3部「自由主義の鏡に映った世界」は自由主義という枠で朝鮮半島の実情を考察する。最後の第4部「我々はいかに繁栄を成すのか」で市場経済と競争の有効性について本格的な議論を行う。この本を手に取れば「自由主義」について漠然とではあれ思い描けるようになる。1万5000ウォン。

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