幼稚園や小学校に入学したり、学年が上がる幼い子どものために欠かさず気を配るべきなのが歯と目の健康である。
小児期の乳歯は永久歯に比べて虫歯に弱い。虫歯の進行速度も非常に速く、1カ月ほど手入れを怠っただけですぐに虫んでしまう場合が多い。歯磨きを嫌がったり不慣れであったり、甘くて歯と歯茎の間にくっつきやすい菓子・あめ・キャラメル・炭酸飲料などを好むことも危険要因である。
したがって食後に歯を磨く習慣をつけ、正しい歯磨きを教えなければならない。食事や間食の後3分以内に3分以上磨き、子どもでもデンタルフロスを使う習慣をつけるべきである。一人で上手に歯磨きなどができるようになるまでは、親が一緒に実践しなければならない。間食は新鮮な果物や野菜など、繊維質とたんぱく質が豊富なものが望ましい。3~6カ月ごとに歯科でフッ素を塗布し、噛む面が凹凸のある奥歯などはシーラントで歯の溝を埋めてやると虫歯予防に大きく役立つ。
乳歯の位置や形がおかしくても「新しい歯が生えれば大丈夫だろう」、虫歯ができても「抜ける乳歯なのに治療を受ける必要があるのか」と軽く考える親が時々いる。しかし乳歯にできた虫歯を適切に管理しなければ、炎症が歯根まで進行して周囲の骨が溶け、歯茎に膿の袋ができ、歯が痛んで食物の摂取に支障が出るようになる。炎症が乳歯の下にある永久歯の芽に及んで永久歯の形や形態が変形し、出っ歯・受け口・八重歯などの不正咬合が生じやすい。虫歯の部位の分だけ歯の大きさが減って永久歯が生える場所が足りなくなり、矯正治療が必要になることもある。炎症が骨の中で広がって顔が腫れ、全身的な炎症に広がる場合もある。
☞ シャカシャカ歯
「抜ける歯なのに…」と考えていると
歯根の炎症で永久歯まで変形
正しい歯磨きの習慣をつけるべき
小学校に入学する満6歳前後は、前歯の方から乳歯が抜けて永久歯が生え始める。永久歯が定着する重要な時期であるため、定期検査を受けるのがよい。歯列全体が写るパノラマ写真を撮ってみれば、虫歯や顎の骨に病的な問題があるか、乳歯の下の永久歯の本数が正常か過剰か不足かを確認できる。正常より多ければ早期に抜いてやることが、永久歯が正常に生えるのに役立つ。金光哲(キム・グァンチョル)江東慶熙大病院小児歯科教授は「乳歯が動くはずの年齢になっても動かず、後続の永久歯も生える気配がなければ、歯科を訪れて原因を確認しなければならない」と強調した。
下の前歯4本を除く永久歯は、乳歯があまり動かないうちに生えてくることが多い。永久歯が斜めに生えてくるようであれば、歯科に行って乳歯を早く抜いてもらわなければ正常に定着できない。上の前歯は生え始めるときは開いて生えるのが正常で、隣の歯が生えながら少しずつ押して互いに位置を定めていく。ただし開き方があまりにひどい場合は歯科で治療を受けなければならない。
前歯の永久歯は乳歯より大きいため、前歯が全部出そろう頃には場所が足りない場合がほとんどである。しかし歯の管理をしっかり行えば、すべての永久歯が出そろう頃には足りない空間が解消される。乳歯があまりにひどく虫歯になったり、外傷で早めに抜いた場合は、隣の歯が空いた空間に倒れ込んだり押し寄せて、永久歯が生える場所がなくなりやすい。八重歯ができるなど不正咬合が発生する可能性も大きい。金英林(キム・ヨンリム)江南車病院歯科教授は「こうした場合は保隙装置を装着して永久歯が生える場所を確保する方が、後で倒れた歯を元の位置に戻す矯正治療をするより負担が少ない」とし「歯列や顎が正しくなければ早期に治療を受けるのがよい」と助言した。
☞ ぱちぱち目
テレビ・ゲームで近視につながることも
学習能力・集中力が落ちる恐れ
7~8歳前に必ず弱視検査を
子どもは冬の間、屋外活動よりも室内でテレビ・パソコン・ゲームに多くさらされ、目の疲労度が高い状態にある。目が近い距離に慣れ、授業中に遠くの黒板を見るとぼやけて見えることがある。こうした現象が続けば近視につながり、集中力と学習能力が落ちる可能性があるため注意が必要だ。
近視は△眼球が成長する際に正常な眼球より長く、像が網膜に結ばれない軸性近視△角膜と水晶体が光を過度に屈折させて起こる屈折性近視△水晶体の厚さを調節する毛様体筋が過度に収縮した後、元に戻らずに生じる仮性近視に分けられる。仮性近視は目を酷使したり、悪い姿勢で長時間読書やゲームなどをして視力が悪くなった場合である。金泰基(キム・テギ)江東慶熙大病院眼科教授は「成長期には眼球も成長して視力が頻繁に変わるため、6カ月ごとに視力検査を受け、視力の発達が終わる7~8歳以前に必ず弱視検査を受けなければならない」とし「弱視は早期に発見すれば治療できるので、できるだけ早く見つけて治療することが重要だ」と述べた。
来月には幼稚園・小学校に入学したり、学年が一つ上がる子どもを持つ親が多いだろう。入学生であれば、初めて経験する幼稚園・学校生活に胸を躍らせる一方、慣れない環境への恐れ・戸惑い・緊張感のために腹痛や頭痛の症状が現れることがある。したがって親は、子どもが失敗や細かな問題に耐えて克服できるよう待ち、励ます必要がある。過度な期待は子どもに挫折感や憂うつ感を与えかねない。曺阿朗(チョ・アラン)江東慶熙大病院精神健康医学科教授は「親が子どもに信頼を表し、自分自身を愛する方法を学んでいけるよう助けてやらなければならない」と強調した。






