パク・ジンギュ副会長は酒好きである。人に会うことが何より好きな彼は、適度な「酒」は人間関係をより円滑にしてくれる調味料のようなものだと説く。
では、彼が好んで飲む酒の種類は何か。彼は「焼酎は単独で飲むと強く、ビールは薄いのであまり飲まない」とし、「しかし二つを混ぜて飲むとそれぞれの短所が消え、酒席の雰囲気を盛り上げてくれるのでよく飲む」と紹介した。彼が2010年に代表取締役に就任した後、現場の代理店主や協力会社の代表らと意思疎通する際にも「ソメク(焼酎とビールの混合酒)」を愛用した。
パク副会長の執務室がある、ソウル・江南の本社近くにはサムギョプサル横丁が有名だ。平日の早い夕方から仕事を終えた会社員が集まり、一日の疲れを酒とともに吹き飛ばす場所である。
気取らない性格のパク副会長は、時折社員と一緒にサムギョプサル横丁の焼き肉店を訪れ、杯を傾ける。パク副会長はエネックスの末端の社員から高位の役員まで区別せず、一緒にソメクを飲む。このとき彼が必ず守る鉄則が一つある。それは「小言は短く、酒は満たして」である。
彼は「酒席を持つと、時々会社の経営目標やビジョンを共有するために話したいことが出てくるが、できるだけ短く太くしようと努めている」とし、「ただでさえ会社の代表との酒席なのに、小言が長くなれば社員はどれほど困るだろうか」と問い返した。「最近は暑くて焼き肉店に頻繁に行けないのが残念だ」というパク副会長に普段の酒量を尋ねると、酒豪(?)たちが最高の境地に達したときに使う「人が飲むだけ飲む」という言葉で答えに代えた。
エネックスは現在、中国とベトナムに現地法人がある。平日は本社で業務をこなすか主に現場を回るため、海外出張は主に週末に行く場合が多い。効率的に働くための方策だが、家族と過ごす時間が少なく、申し訳ない気持ちが大きい。社員に「ワークライフバランス」を強調しながら自分が余暇の時間をきちんと楽しめていないのはよくないと考え、時間があるたびに家族と映画やミュージカルを楽しんでいる。
彼は歌手兼ミュージカル俳優のパク・ヒョシンの熱烈なファンだと自任する。彼の深く低い声を聴いていると人生の哀歓が感じられ、不思議なカタルシスを覚えるという。パク副会長は「最近見たミュージカルの中では、パク・ヒョシンが主人公として出演する『笑う男』という公演を感銘深く見た」とし、「躍動感あふれる舞台を見た後はストレスが解消され、エネルギーが生まれるようなのでよく見る方だ」と笑顔を見せた。






