かつて世界最大の情報技術(IT)展示会だった「CeBIT」が歴史の中に消える。
28日(現地時間)、主催者のドイツメッセはホームページに報道資料を出し、来年からCeBITを開かないことにしたと明らかにした。ドイツメッセは「過去33年間のご関心に感謝する。2019年のCeBITハノーバーは中止された」と告知した。ヨッヘン・ケックラー・ドイツメッセ最高経営責任者(CEO)は「CeBITがハノーバーで近い時期に開かれる産業技術展『ハノーバー・フェア』と重なるという指摘を受け、来年からCeBITを中断することにした」と説明した。
1986年から開催されてきたCeBITは、特に1990年代後半と2000年代初めのグローバルな「ドットコムブーム」に乗り、世界最大のIT展示会に浮上した。しかし一時は最大85万人に達した来場者が昨年は20万人、今年は12万人に減るなど、最近は急激な衰退の道を歩んだ。
世界経済でIT産業の重要性がますます高まる中でもCeBITが「集客不振」で消えることになったのは、差別化された競争力の不足により、IT展示会の後発走者である米国の「CES(Consumer Electronics Show)」やスペインの「MWC(Mobile World Congress)」などに押されたためだ。CESは家電、MWCは移動通信というそれぞれの強みを前面に出して名声を築いたのとは異なり、CeBITは「すべてをやる」という曖昧さで一貫した。このためCESとMWCが当該分野の最新技術や最近の開発品を披露する技術競演場として位置づけられたのとは異なり、CeBITはすでに紹介された製品と技術をめぐりバイヤーが購買商談を行う側面が強かった。CeBIT側は最近、企業間取引(B2B)を強化し、中国企業の誘致にも積極的に乗り出したが、結局弱点を挽回できなかった。
さらにCESとMWCがそれぞれ1月、2月に開かれるのに、CeBITが3月に開催される点も業界の疲労度を蓄積させた。CeBITは今年、開催時期を6月に変更したが、関心を引くことに失敗した。






