日本が来月2日にホワイトリスト(輸出手続き簡素化対象国)から韓国を除外する決定を下すと予想される中、康京和外交部長官がその決定に先立ち河野太郎日本外相と直接会う可能性があると明らかにした。来月1~3日にタイ・バンコクで開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議を機に日韓外相会談を開き、土壇場の談判に乗り出す可能性があるという意味だ。これに加え康長官は、同じ期間に日米韓外相会談の開催も推進中だと明らかにした。これにより日韓対立に関連して米国の仲裁役への期待感が加わる。しかし康長官は「さまざまな点を勘案して政府が備えている」とも述べた。最悪のシナリオも考慮しているという意味と受け止められる。
康長官はこの日、国会外交統一委員会の全体会議に出席し、ARF外相会議の期間に日韓外相会談、日米韓外相会談を推進中だと明らかにした。康長官はマイク・ポンペオ米国務長官と会うことになっているのかという質疑に「そうだ。今、時間を調整中だ」とし、会う可能性については「高い」と答えた。河野日本外相との会談の可能性についても「同じだ(高い)」と述べた。
康長官と河野外相の会談が実現すれば、日本の対韓輸出規制措置以降、両国の外交トップが初めて公式に会って談判することになる。日程は来月1日が有力だ。日本の閣議による韓国のホワイトリスト除外決定の直前の会談という点で、劇的な妥結の可能性に関心が集まる。
康長官は土壇場の逆転を狙いながらも、最悪のシナリオも考慮していると明らかにした。
また康長官は日本の決定に対応して「複数のオプションを準備している」と説明した。康長官は「8月2日の日本の閣議で決定される可能性が大きい」とし「もし日本の閣議の決定が下され、(韓国が)除外される状況になれば、両国関係が収拾できないほど悪化すると懸念している」と述べた。
康長官は「結局、韓国企業だけでなく日本企業も相当な被害を受ける状況になるだろう」とし「そのため外交部は互いに『ルーズルーズ(lose-lose)』になる状況を防ぎ『ウィンウィン(win-win)』へ向かうべきだという基本前提を持って対処していく準備をしている」と明らかにした。
日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)については戦略的思考の必要性を強調した。康長官は「GSOMIA延長問題に対する韓国政府の立場は何か」という朴柱宣・正しい未来党議員の質問に「維持する立場だが、状況の展開によっては破棄の検討をすることもあり得る」と答えた。
康長官は「もし来月2日の閣議で除外が決定されれば、主務大臣の署名・首相の連署などを経て21日後の来月下旬ごろに除外措置が実行される」と説明した。
康長官は複数の対応オプションがあるとしたが、具体的な答弁は避けた。そのうえで「政府が対外的に状況に応じて公開できる内容と(用意した)対策には違いがある」とし「さまざまな点を勘案して政府が準備している」と述べた。
「日本政府がホワイトリストから韓国を除外する場合、韓国政府は今日にでもGSOMIA破棄を公表すべきだ」という千正培・民主平和党議員の主張には「政府の意志は決然としており確実だ」とも述べた。ただ同氏は「そうした政府の立場をいつ、どのような状況で伝達・発表するかは戦略的思考が必要だ」と付け加えた。
康長官は「特使オプション」には両国の共通認識が必要だという点を強調した。「日韓関係の解決策として特使派遣が必要だと考えるか」というYoon Sang-hyun自由韓国党議員の質疑に、康長官は「(特使派遣の)協議は結局、どのような案があり、その次に協議が行われるときに可能なものだ」とし「日韓両国が互いに特使を派遣したからといって無条件に問題が解決されるわけではないと考える」と述べた。
一方、この日、国会は与野党議員計10人で国会訪日団を構成した。訪日団は31日から1泊2日の日程で、自民党所属の額賀福志郎・日韓議員連盟日本側会長、公明党・国民民主党の指導者らと会う。団長は徐清源・無所属議員が務めた。
文喜相国会議長はこの日、訪日団と会い「死に物狂いでやれば皆滅びる。外交的に解こうという話を日本の政界と各党、議会に伝えてほしい」と要請した。
文議長は「このように進んではならない。外交的に解こうという話を(日本側に)必ず伝えなければならない」と重ねて強調した。続いて同氏は、文禄・慶長の役当時に日本を訪れた朝鮮通信使の報告が食い違い、戦争に十分備えられなかった歴史に言及し「同一の意志を共に持ち、現状を直視した報告になっていれば、戦乱を事前に予防できたのではないかと考える」と述べた。文議長は「5党が同時に行く訪日団は前例のないことだ」とし「我々の中で一致した案が作られてほしい。事前に調整された考えを持って行ってほしい」と要請した。






