8月中旬、瑞草区盤浦洞の仲介業者の間で一つのうわさが広まった。2016年に入居が始まった新築団地アクロリバーパークの売り物件のうち、漢江沿いに位置する専用面積59㎡(旧24坪)が3.3㎡当たり1億ウォンに当たる24億ウォンで取引されたという話だ。市場の関心は、この売買事例がいつ韓国国土交通部の実取引価格システムに登載されるかだった。それから1カ月余りが過ぎた28日、ついに3.3㎡当たり1億ウォンの取引が正式に登録された。
29日、国土部の実取引価格公開システムによると、アクロリバーパーク専用59㎡が8月14日に23億9800万ウォンで売買された。供給面積に換算すると3.3㎡当たり9992万ウォンで、事実上1億ウォン時代を開いたのと同じだ。3.3㎡当たりの価格としては一般マンションで史上最高値である。売り希望価格はさらに上昇する雰囲気だ。漢江の眺望が可能な専用59㎡は売り希望価格が26億4000万ウォンに達する。
それだけではない。江南圏では3.3㎡当たり1億ウォンに近づく団地が相次いで登場している。盤浦洞のレミアン・パースティジ専用59㎡も7月末に20億ウォンを超える21億7000万ウォンで取引された。民間宅地への上限制発表以降、供給の断崖を懸念した需要が新築マンションに集まり、1億ウォン時代を前倒しした形だ。
◇専用59㎡の20億ウォン取引が続々登場=今回取引されたアクロリバーパーク59㎡は漢江眺望権を持つ団地だ。盤浦洞近隣の仲介業者関係者は「漢江の眺望があるマンションは売り希望価格が3.3㎡当たり1億ウォンを超える」と述べた。この団地の専用84㎡も7月に32億ウォンで取引された。旧34坪型で、3.3㎡当たり1億ウォンに迫る金額だ。
他の団地でも3.3㎡当たりの売買価格が1億ウォンに近づく事例が出ている。国土部によると、瑞草区盤浦洞のレミアン・パースティジで7月に取引された専用59㎡の売り物件2件がそれぞれ20億ウォンを超えた。7階の物件が21億7000万ウォンを記録し、続いて25階の物件も21億ウォンをつけた。これまで「江南の大将株」と呼ばれるアクロリバーパークでのみ数件の20億ウォン以上の取引が出ていたが、この団地以外で専用59㎡が20億ウォンを突破した団地はまだなかった。
他の団地も事情は似ている。瑞草区蚕院洞の新盤浦ザイ専用59㎡は19億5500万ウォン(12階)まで上昇し、20億ウォンにほぼ迫った。盤浦洞の盤浦ザイも同じ坪型が19億1000万ウォン(19階)で取引され、最近の売り希望価格は20億ウォン前後となっている。江南区大峙洞のレミアン大峙パレス専用59㎡も最近19億9000万ウォンで取引された。江南区清潭洞の清潭ザイ専用49㎡は6月に17億ウォンで取引された。現在の売り希望価格は17億~19億ウォンだ。
◇上限制以降、漢江沿い・江南・新築が品薄=売買価格が3.3㎡当たり1億ウォンに近づいた団地にはそれなりの共通点がある。漢江沿い、新築、江南という点だ。上限制発表以降、ソウルの優良物件の供給が減ると懸念され、これらの団地が人気を集めている。江南圏マンションの人気は主に中・大型が牽引してきたが、最近は中・小型への需要が大きく集まる状況も現れている。
実際、専門家は江南圏のマンション価格が3.3㎡当たり1億ウォン時代に入るとの予測を示していた。こうした中で上限制が1億ウォン時代をさらに前倒ししている姿だ。イム・ビョンチョル不動産114首席研究員は「民間上限制の拡大発表以降、住宅供給減少への懸念が高まり、竣工からの年数が長くない新築団地と分譲市場に需要が集まっている」と述べた。一部ではピークに達したとの指摘も出ている。ある専門家は「売り希望価格が大きく上がった状態で価格が下落することはないだろうが、追加上昇よりは強もち合いが予想される」と語った。






