カカオのブログプラットフォーム「ブランチ」が、電子書籍(eブック)定額制サービス「ミリの書斎」と手を組み、電子書籍出版に乗り出す。カカオはブランチの連載物を紙の書籍として出版するプロジェクトは進めてきたが、公式な電子書籍の刊行は初めてだ。カカオは今回の協業を出発点に、ブランチの連載物を電子書籍はもちろんオーディオブックなどへ拡大する計画だ。
28日、カカオによると、ブランチはミリの書斎とともに今月中に電子書籍出版プロジェクトを進める計画だ。カカオは「ブランチブック」出版プロジェクトを通じて毎年10人程度の作家を選定し、ブランチの連載物を書籍にまとめてきた。カカオとミリの書斎の関係者は「従来はオフラインのみで進めていた出版プロジェクトを電子書籍へ拡大するものだ」とし、「20人前後の作家を選定して連載物を電子書籍にし、ミリの書斎のオリジナルコンテンツとして披露する計画だ」と説明した。
カカオは2015年のブランチ立ち上げ直後から毎年、公募展形式のブランチブック出版プロジェクトを進めてきており、2017年からはプロジェクトに選定されなくても出版が可能な自家出版(POD)機能を提供してきた。しかし公募展と自家出版は実際の書籍でのみ可能で、電子書籍の販売のためには作家自らが出版社を探さなければならなかった。カカオの関係者は「ミリの書斎との協業を出発点に、ブランチブックを通じて生まれる著作物の形態を電子書籍・オーディオブックなどへ拡大する計画だ」と語った。
カカオとミリの書斎は今回の協業を出発点に、協力範囲を拡大する計画だ。電子書籍販売プラットフォームであるミリの書斎と連携すれば、カカオページに連載され1件当たりの購読料を受け取るウェブ小説のように、今後ブランチに連載した小説・詩・エッセーなどの販路が拡大する可能性も見込まれる。業界関係者は「すでにカカオページでテキストの商業化に成功しているだけに、カカオが似た収益構造をブランチに適用する可能性もある」と分析した。
ブランチはカカオのブログサービスだ。一般的なブログプラットフォームと異なり、利用許可に先立って申請者の文章をブランチの編集者が審査する。そのため連載物の質が高いと評価されている。ブランチ連載を足がかりに出版市場で成功した著作も多い。2018年に刊行されベストセラーとなった「90年生まれが来る」が代表的な事例だ。ブランチを通じて書籍を出版した作家は現在2100人に達する。
/ユン・ミンヒョク記者 beherenow@sedaily.com






