教皇庁聖職者省長官のラザロ兪興植(ユ・フンシク)大司教は30日(現地時間)、フランシスコ教皇の訪朝問題に関連し、北朝鮮大使館への接触を試みることが可能だと明らかにした。
兪大司教はこの日、記者団と会い「政府もそうだが、教皇庁も様々な道を通じて教皇が北朝鮮に行ける環境を整えようと努力しているのは事実だ」とし「北朝鮮大使館に接触している人々がいる」と述べた。ただ兪大司教は「北朝鮮側の人物と接触したことがあるか」との問いに「私が直接接したことはない」とし「機会があれば会いたいという話は出ていた」と答えた。
兪大司教は教皇の訪朝とは別に、新型コロナウイルスワクチンの供給など北朝鮮に向けた人道支援を行う準備ができていると明らかにした。兪大司教は「教皇庁は北朝鮮だけでなく、困難な国があれば何でも支援しようと努力している」とし「いつでも困っている人を助けるという次元で支援する準備はできている」と言及した。さらに「国際関係がそうであるように『ギブ・アンド・テイク』式に北朝鮮が『こういうことをしてくれる』となれば、教皇庁もあれこれの方法を通じて十分そうした役割を果たせるという考えがする」と付け加えた。
しかし北朝鮮への金銭的支援は行わないという意向を明確にした。兪大司教は「教皇庁が金銭的に支援することはないだろう」とし「わが国だけでなく他の国も、特に絶対権力を持つ方々に対しては金銭でうまく支援しない」と説明した。
一方、文大統領は29日、20カ国・地域(G20)首脳会議出席のためイタリアを国賓訪問した後、フランシスコ教皇と会い訪朝を公式に提案した。文大統領は教皇との単独面談で「教皇が機会を得て北朝鮮を訪問すれば、朝鮮半島平和のモメンタムになるだろう」と提案し、フランシスコ教皇は「招請が来れば喜んで行く」と応じた。






