2021-11-30 | NH선물

[NH先物/国際商品市況]金、FRB動向とコロナ変異への不安の中で先週は弱含み

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先週、米ニューヨーク商品取引所で金2月物は前週比1オンス当たり66.20ドル(3.57%)下落の1788.10ドルで取引を終えた。週初めから下落基調を示したが、終盤に押し寄せた新型コロナウイルスへの懸念で小幅に反発した。金価格は先の月曜日、ジョー・バイデン米政権が連邦準備制度(FRB)議長にジェローム・パウエル議長を再指名したことで下落した。来年の利上げの可能性が高まり、ドルが反発したためである。その後、11月のFOMC議事録でタカ派的なシグナルが感知されたことも下方圧力を高めた。しかし世界的に新型コロナの変異ウイルスへの懸念が拡散し、株式市場が急落すると、安全資産需要の増加で金は再び反発の機会を迎えたが、原油価格の急落がインフレ上昇見通しを損ない、回復は限られた。

米国産標準油種であるWTI1月物は先週、1バレル当たり7.79ドル(10.26%)下落の68.15ドルで取引を終えた。先の金曜日、感染力が強い新型コロナのオミクロン変異出現の報道で10%を超えて下落し、1日ベースで昨年4月以来最大の下落幅を記録した。コロナ変異が拡散すれば再封鎖措置により移動が大幅に減少するとの分析が、金曜日の急落を引き起こしたとみられる。

先週、英ロンドン金属取引所(LME)の電気銅3カ月物は前週比1トン当たり186.50ドル(1.93%)下落の9460ドルで取引を終えた。週初め、電気銅は取引所在庫が依然として歴史的に低い水準にとどまっている点、そして現物需給の引き締まりで現物プレミアムが拡大したことにより、強含みで一週間を始めた。週半ばには中国不動産セクターの見通しが楽観へ反転し、上昇基調が際立った。しかし週末にかけて世界の株式市場を直撃したコロナのオミクロン変異ウイルスの報道で、上昇幅の大部分を戻した。上海取引所の在庫が前週比20%近く増加したことが判明し、弱さがより目立った。年末までの電気銅価格はコロナの拡散状況および再封鎖の動き、現物需給状況や中国の産業セクター見通しの影響を受け、変動性が大きくなる可能性が高いと予測される。

同期間、米シカゴ商品取引所(CBOT)でトウモロコシ3月物は1ブッシェル当たり14.75セント(2.56%)上昇の591.75セント、小麦3月物は1ブッシェル当たり6セント(0.72%)上昇の840.25セント、大豆1月物は10.5セント(0.83%)下落の1252.75セントでそれぞれ取引を終えた。先週、農産物品目は輸出期待と供給懸念などで価格の下支えを受け、緩やかな上昇を記録した。特に小麦はカナダの降雨による輸出遅延およびロシアの小麦関税賦課の報道などで上方圧力を受けたと分析された。先の金曜日、コロナの新変異ウイルス出現の報道で農産物品目はギャップ下落で取引を始めたが、中長期的な需要が堅調との分析から下落幅を縮小して取引を終えた。小麦と大豆については投資家の利益確定が価格の上値を抑えたと伝えられた。

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