ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が部分動員令を発動した中、ウクライナ国防省が徴集されたロシア兵の劣悪な宿舎環境を公開し、これを「イカゲームのセット」になぞらえた。
ウクライナ国防省は29日(現地時間)、ツイッターのアカウントにロシア軍の宿舎と推定される様子が収められた映像を投稿した。イカゲームのOSTである「ピンク・ソルジャーズ(Pink Soldiers)」を背景音楽に使い、「最近までロシア人はネットフリックスの『イカゲーム』シリーズを楽しんでいた。ロシアのウクライナ全面侵攻後、ネットフリックスはロシアから撤退したが、『イカゲーム』は残っている」と記した。
国防省が掲載した映像を見ると、ロシア軍の宿舎と推定される体育館内部を2段ベッドが埋め尽くしている。イカゲームの参加者の宿舎を連想させる場面だ。兵士たちはベッドの間にできた狭い通路を行き交っていた。
映像は投稿されてから1日で再生回数45万回を超えた。共有は1700件以上行われ、約1万4000人が「いいね」を押して共感した。
大半の海外ネットユーザーは兵士に劣悪な宿舎を提供したロシアを嘲笑した。「イカゲーム2の予告編が私の予想と違う」「あそこで新型コロナに感染しない方が不思議だろう」「イカゲームは生きて出られる機会でもあったが、ここは違う」「ウクライナに行って農業でもやれ」などの反応が続いた。
30日、あるネットユーザーは「ロシア版イカゲーム第2弾」と書かれた文章とともに、ロシア軍の宿舎と推定される場所で男性たちがもみ合いを繰り広げる映像を掲載した。
このほかにもツイッターには、ロシア軍の劣悪な処遇を告発する映像が次々と上がっている。パトリック・リーベル(Patrick Reevell)米ABCニュース記者が27日に投稿した映像もその一つだ。映像の中である ロシア軍将校は「軍が支給できるのは軍服と防具(armor)だけだ」として、徴集された兵士に寝袋や救急医療キットなどを自ら調達しなければならないと話す。
続けて「妻、恋人、母親に最も安い生理用ナプキンやタンポン(体内挿入用生理用品)を送ってもらえ」と述べ、「銃創を負った時は生理用ナプキンで止血せよ」と説明する。複数の海外メディアは、ロシア軍が軍需物資の調達に困難を抱えていると分析した。
一方、プーチン大統領は21日、ウクライナ戦争に送る兵士を補充するとして、予備役を対象に部分動員令を出した。一部では、ロシアが不足する兵力を埋めるため、高齢者や病人、障害者など軍務に適さない人々や占領地に居住するウクライナ人まで徴集しているとの主張も提起された。






