共に民主党が総選挙を10日後に控え、一部選挙区候補の不動産投機と不公正な富の移転をめぐる論争の拡散で危機に直面している。特に提起された疑惑が国民感情を敏感に刺激しかねない内容である上、民主党が強く批判してきた事案であるため、「審判論」を前面に掲げた李在明民主党代表など指導部の選挙戦略がかえって逆風を招きかねず、神経をとがらせている。
民主党の選挙対策委員会は、梁文錫・孔泳云候補らに提起された不動産投機および「父親コネ」論争に対し、まずは「距離を置く」姿勢である。党レベルで深く介入するほど逆風が強まりかねない問題と見ているためだ。姜民錫選対委スポークスマンは31日、国会で記者団と会い「(党レベルの)立場を出さないのではなく、個別候補が対応すべき問題はそれぞれ対応しなければならない」とし、「国民の力も性犯罪を弁護した候補について党が前に出て対応していないではないか」と反問した。
先立って民主党は、総選挙の候補登録が22日に締め切られたにもかかわらず、李永善世宗甲候補に対し23日に公認を取り消したことがある。ギャップ投機疑惑に加え、資産保有状況を党に虚偽申告した事実まで明らかになったためだ。候補個人の道徳性はもちろん、公認過程での検証不備問題にも広がりかねないため、1議席を放棄しても候補登録を取り消したのである。
李候補の公認を取り消した後も、民主党候補の不動産投機論争は続いている。梁文錫・京畿安山甲候補は、大学生の娘名義で11億ウォンの融資を受けてソウル瑞草区蚕院洞のマンションを購入し、「便法・詐欺融資」疑惑に包まれた。梁候補が「深く反省している」と頭を下げたが、与党側は攻勢の水準を高めた。韓東勲国民の力非常対策委員長はこの日、京畿道城南で、梁候補が「詐欺融資」という表現を使った報道機関を告訴するとの立場を示したことについて「国民に被害を与えた詐欺融資で間違いない。梁氏は韓東勲をまず告訴せよ」と切り返した。
梁富男(光州西乙)候補も、2019年にソウル漢南洞の一戸建て住宅を当時所得のなかった2人の息子に譲りながら、贈与税を代わりに納めていたことが判明した。梁候補は「親コネ」との指摘は認めつつ「適法な手続きに従った正常な贈与」と説明した。併せて金起杓(京畿富川乙)候補は高額融資による店舗物件購入の論争が持ち上がり、孔泳云(京畿華城乙)候補は兵役服務中の息子にソウル聖水洞の住宅を贈与し「不公正」との指摘が提起された。金俊赫(京畿水原丁)候補は、過去のユーチューブ放送で朴正煕前大統領と日本軍慰安婦を侮辱する発言をしたと伝えられ、苦境に立たされている。
国民の力も候補らの失言および投機関連の論争で困難な状況にあり、選挙終盤にどの政党がより優れた危機管理能力を示すかが総選挙の勝敗を分けるとの分析も出ている。李秀正(京畿水原丁)候補の「長ネギ1本875ウォン」発言の論争は、物価管理に失敗した尹錫悦政権の審判論を象徴する事例となった。張振英(ソウル銅雀甲)候補も、父親を通じた土地投機および融資コネ疑惑が提起された。韓委員長もまた「犬のような政治」「ごみ」などの発言で暴言論争に巻き込まれている。






