カサンドル・ボーグラン(フランス)が、物議を醸してきた2024パリ五輪トライアスロン競技の最初の金メダリストとなった。
ボーグランは31日(以下現地時間)、フランス・パリのセーヌ川を泳ぎ、自転車で川沿いを走り、アレクサンドル3世橋を駆け抜けたトライアスロン女子決勝で、1時間54分55で完走し優勝した。トライアスロン五輪個人戦のコースは、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmで構成された。
この日午前8時に予定された競技は、水質検査を終えた後、午前4時に開催が最終確定した。30日に行われる予定だった男子個人戦がセーヌ川の水質問題で31日午前10時45分に延期され、31日未明に雨が降ったため女子個人戦の通常開催を懸念する声もあったが、組織委員会は午前4時に「トライアスロン競技は通常通り行われる」と伝えた。
「セーヌ川スイム」は、2021年東京五輪王者の英領バミューダ所属フローラ・ダフィーが最も早く終えた。ダフィーは22分05秒でセーヌ川1.5kmを泳ぎ切った。ボーグランはスイムでは22分32秒(6位)と遅れ、バイクでも相手を圧倒できなかったが、10kmのランで競争相手を抜き去り金メダルを首にかけた。
2000年シドニー大会で五輪正式種目に採用されたトライアスロンで、フランス選手が優勝したのはボーグランが初めてだ。ボーグランは競技後、放送局フランス2とのインタビューで「競技直前に吐いた。セーヌ川での練習のせいなのか、私が緊張したせいなのか分からない」とし、「場所のせいで今回の五輪のトライアスロンが注目されたが、数ある競技の一つだと考えようとした」と語った。
ジュリー・デロン(スイス)が1時間55分01秒で銀メダルを獲得し、ベス・ポッター(英国)が1時間55分10秒で銅メダルを手にした。五輪2連覇を狙ったダフィーは1時間56分12秒で5位にとどまった。
競技前まではセーヌ川の水質が関心を集めたが、競技が始まった後は、滑りやすく小石が転がるバイクコースが選手たちを苦しめた。バイク競技中に選手が絡み合う場面も演出された。
1日延期されて行われた男子個人戦では、アレックス・イー(英国)が1時間43分33秒で頂点に立った。東京五輪で個人戦2位だったアレックス・イーは、パリでは1時間43分39秒のヘイデン・ワイルド(ニュージーランド)を6秒差で抑え金メダルを獲得した。アレックス・イーは中国人の父と英国人の母の間に生まれた中国系選手である。東京で個人戦銀メダル、混合リレー金メダルを獲得したアレックス・イーは、パリで金メダル1個を追加した。






