中国本土で、グローバル生命保険会社が持分100%を保有する資産運用会社が初めて発足した。2019年に金融分野で外国資本の持分規制を大幅に緩和した「中国外商投資法」制定から約6年ぶりの事例である。
30日、上観新聞など現地メディアによると、AIA資産管理とNN資産管理は28日、上海で共同の開業式を開いた。両社はそれぞれ香港系生命保険会社のAIAグループ、オランダ系生命保険会社のNNグループが全額出資した。
中国本土で外資系生命保険会社が持分を全量保有する資産運用会社が登場したのは今回が初めてだ。業界は制度施行後に外国資本の進出が速やかに続くと予想したが、新型コロナウイルスの影響などで実際の成果が出るまでには時間がやや掛かった。
今回の資産運用会社設立は、認可から開業までわずか6カ月で迅速に行われた。金融ハブとしての地位を強化しようとする上海市の戦略と、中国の資産管理市場を先取りしようとする海外金融会社の利害が一致した結果と解釈される。中国金融監督総局によると、過去5年間で中国の信託・資産管理・保険資産管理分野の受託資産規模は年平均約8%ずつ増え、世界2位に上った。






