ソウルの盤浦大橋で黒色のポルシェのスポーツ用多目的車(SUV)を運転中、橋の下の漢江河川敷に転落する事故を起こした30代の女性運転者が27日、拘束された。当該車両内からは空のプロポフォール瓶や使い捨て注射器などが大量に発見されたと伝えられた。
この日、ソウル西部地方裁判所は麻薬類管理法違反および道路交通法上の薬物運転の疑いを受けている30代の女性A氏に対し、拘束前被疑者審問(令状実質審査)を開いた後、「証拠を隠滅したり逃亡する恐れがある」として拘束令状を発付した。
警察などによると、A氏は25日午後8時44分ごろ、黒色のポルシェ車両を運転中に盤浦大橋の欄干に衝突し、橋の下の漢江河川敷に転落する事故を起こした疑いを受けている。この事故でポルシェは形状が分からないほど前面部が破損し、40代男性B氏が運転していたベンツ車両も前部が大きくつぶれた。事故を起こしたA氏と、これに衝突されたベンツの運転者B氏は負傷した状態で病院に搬送された。2人ともに生命に別状はないと伝えられた。
警察は26日、A氏の車両からプロポフォール注射剤と鎮静・麻酔系の薬物、使い捨て注射器などを大量に発見したと伝えられた。A氏はソウル龍山警察署の調べでも「薬物を投与した状態で運転した」という趣旨の供述をしたとされる。この日、服で顔を覆い車椅子に乗って裁判所の審問に出席したA氏は、「薬物運転の疑いを認めるのか」「プロポフォールの注射器をどこで入手したのか」「被害を受けた運転者に言うことはあるか」などと問う取材陣の質問に答えなかった。
一方、Korean National Police Agencyによると、昨年の麻薬および薬物運転による免許取り消し件数は2024年より45.4%増の237件と暫定集計された。3年前(80件)に比べると3倍近くに急増した数値だ。2023年に24件だった麻薬および薬物運転による交通事故も、昨年は75件に増えた。同期間の死者数も19人から46人に膨らんだ。






