KOSPIが1カ月で5000台から6000台まで駆け上がる急騰相場を演出する中、証券会社の目標株価リポートも「上方修正一色」の流れを示したことが分かった。指数上昇局面で下方修正リポートの比率が急激に減り、市場の楽観偏重を警戒すべきだとの指摘も出ている。
27日、FnGuideによると、KOSPIが終値ベースで初めて5000を突破した先月27日(5084.85)から6000台を記録した今月25日(6083.86)までの約1カ月間に発刊された目標株価の上方修正リポートは1337件に達した。同期間の下方修正リポートは137件にとどまり、全体の発刊件数に対し9.3%の水準にとどまった。
これは4000から5000へと上昇した直前の局面と比較すると一層際立つ。昨年10月27日(4042.83)から今年1月27日までの約3カ月間で、上方修正リポートは2148件、下方修正は628件で、下方修正比率は22.6%を記録した。指数の上昇速度が急になるほど、否定的な意見の比率は急速に縮小した計算だ。業界関係者は「株価急騰で株価収益率(PER)が急激に上昇した銘柄であっても、容易に売り推奨を出しにくい」と打ち明けた。
証券業界では、指数が急騰する中でリポートも株価上昇銘柄を中心に集中的に発行され、目標株価を引き下げた銘柄には相対的に関心が集まりにくい流れが現れたと解釈した。ただし、下方修正リポートが上方修正リポートに比べて過度に少ない場合、市場のリスク点検機能が弱まり、過度な楽観を煽る可能性があるとの懸念も提起される。今後、悪材料が浮上した場合、変動性が拡大する可能性も排除しにくい。
目標株価の上方修正が単純な楽観論に依拠した結果とばかりは言えないという見方もある。FnGuideの集計によると、1月27日比で2月25日基準の目標株価が上がった183社のうち164社(89.6%)は、今年の営業利益が前年比で増加すると予想された。期待心理ではなく、実際の業績改善見通しが目標株価引き上げの根拠として作用しているという意味だ。
約1カ月間で目標株価の上昇幅が大きい企業としては、インテリアンテック(189300)(79.2%)、Mirae Asset Securities(006800)(72.84%)、SKハイニックス(000660)(44.16%)などが挙げられる。インテリアンテックの今年の営業利益は前年比199.3%増加すると予想され、Mirae Asset Securities(199.3%)、SKハイニックス(225.2%)も大幅な利益改善が見込まれる。
一方、下方修正リポートには、流動性相場の中でも業績鈍化が鮮明な銘柄が含まれた。ファーマリサーチ(214450)(-16.3%)は競争激化とバリュエーション負担が重なり、10社の証券会社が目標株価を引き下げた。SKアイイーテクノロジー(361610)(-10.7%)、Kakao Games(293490)(-8.65%)など業況不振の業種も下方修正の対象に名を連ねた。






