2026-03-31 | 최형욱 논설위원

[万華鏡]Tongyangの剃髪政治

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剃髪政治は東洋圏で韓国だけの現象ではない。宗教の影響が大きい。仏教において剃髪は、世俗の縁と欲望を捨て修行に励むという意志の表現である。ヒンドゥー教にも、出生や親の葬儀など家内の慶弔の際に髪を剃り神に奉献する慣習が残っている。これらの国で剃髪は、決然たる意志や浄化・献身などの意味を含んでいる。

儒教の主要な経典である孝経は「身体髪膚 之を父母に受く」を強調する。父母から受け継いだ体を大切にすることが孝行だというのだ。このため、清を建てた満州族が漢族に対し「髪を残すなら首を残さない」として自らの弁髪の風習を強要すると、儒学者らは「むしろ首を切られよう」と激しく抵抗した。朝鮮末期に高宗が下した断髪令は義兵運動の起爆剤となった。こうした儒教文化圏において髪を自ら切るということは、極端な決意と自己犠牲を意味する。

アジア各国で政治的剃髪は国ごとに様相が少しずつ異なる。かつての香港の剃髪は民主化運動の次元で行われた。インドやフィリピンなどでは、公認候補から外されたことに対する地方政治家の抗議手段などとして使われる。時には労働者の待遇改善や農民の負債免除の要求でも剃髪が登場する。日本は抵抗よりも謝罪の真摯さを込める意味で剃髪する。菅直人民主党代表は2004年、国民年金保険料を未納していた事実が明らかになると辞任した後、剃髪して懺悔の巡礼に出た。一方、西洋では政治的目的の剃髪はほとんど見られない。まれにがん治療の基金づくりなどのための連帯の次元で剃髪する事例はある。

アジア諸国の中でも韓国ほど剃髪が頻繁な国はまれである。政治家はもちろん、労働団体・市民団体なども極限の闘争の手段として剃髪を用いる。断食は当事者の健康を損なう。一方、剃髪は視覚的効果を最大化し支持層を結束させるうえで有利である。しかし政治家個人は注目を集めるだろうが、政策対決は遠のき、一般国民の政治嫌悪を深めることになる。最近の「国民の力」所属の自治体首長らの剃髪闘争を見ると、わが国の政治はまだ道半ばである。

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