LG電子(066570)の人工知能(AI)新規事業が研究室を離れ、生産現場へ向かっている。同社はヒューマノイドロボット「クロイド」の実証用製品の量産に入り、中核ロボット部品であるアクチュエーターも初回品が出始めた。先行開発にとどまっていた「フィジカルAI」関連の新規事業が収益化段階に入るためスピード戦に突入したものと解釈される。
30日、LG電子は第2四半期決算カンファレンスコールで、ロボティクス事業センターを新設し、クロイドを下半期に開所する「ロボティクス・データファクトリー」に順次投入すると明らかにした。ここでクロイドを稼働させて高品質のロボット訓練データを確保し、これをエンビディアと協力中の「ロボット基盤モデル(RFM)」の高度化に活用する計画だ。そのために実証用クロイドの量産に入った。
ヒューマノイドの技術検証(PoC)も本格軌道に入ったとの分析に力が加わる。LG電子はロボティクス事業センターを別途発足させ、ロボット完成品の検証とともに、ロボットの動作に基づく訓練データ、AIエージェント、ロボット運営システムまで整えていっている。顧客向けカスタマイズの「フィジカルAI」トータルソリューションを供給するためだ。
アクチュエーター事業も生産段階に入った。上半期に昌原工場にアクチュエーターのパイロットラインを構築し、現在はクロイドに搭載する初回品を生産している。初回物量を通じて量産性の検証はもちろん、品質を安定化させる作業を並行している。
ユ・ジョンインLG電子HS本部経営管理担当はこの日、「下半期には韓国と欧州、北米のロボットスタートアップはもちろん、大手ロボティクス企業とロボットモデルおよびソフトウエアを共同開発する」と述べた。






