人工知能(AI)の速度調整論について、ドナルド・トランプ米大統領が中国との競争状況を理由に一蹴した中、中国のオープンソースAIモデルの世界シェアが半分を超えたことが分かった。
トランプ大統領は13日(現地時間)、アイルランドで記者団と会い「米国はAI分野で中国を先行している」とし、「その状態を維持したい」と述べた。同氏は「安全装置を置くことはできる」としつつ、「浮き彫りにすべきでないことを浮き彫りにする否定的な勢力が多すぎる。彼らは起こらないことを浮き彫りにしている」と指摘した。
先にダリオ・アモデイ・アンソロピック最高経営責任者(CEO)は12日、長文の投稿を通じてAI開発の速度調整論を表明した。これについてオープンAIのサム・アルトマン氏、グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス氏、xAIのイーロン・マスク氏など業界の中核人物が、開発速度の調整と政府規制導入の必要性に共感と支持を表明した。
しかし、テキサス州共和党所属のジョン・コーニン上院議員は投稿で「AI開発者が自社製品の開発を遅らせたいなら、そうする自由がある」とし、「一つ確かなのは、我々の敵対国を含む我々の競争相手はそうしないという点だ」と述べた。テキサス州はAIの基盤となるデータセンター産業が最も活発な地域だ。
ただ民主党は、中間選挙で下院を掌握すればAI規制を強化するという立場だ。ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、バラク・オバマ前大統領は10日、マンハッタンで開かれた非公開の民主党資金集め行事で「AIを適切に統制できなければ危険になり得る」とし、ハキーム・ジェフリーズ民主党下院院内総務に「下院議長になった場合、公開の議論のための枠組みを設けることを強く勧める」と述べた。最近、米オンラインメディアのポリティコは、民主党が中間選挙で下院を奪還した場合、技術業界を監督するAI特別委員会を構成しようとしていると報じてもいる。
こうした中、世界の利用者による中国AIモデルの利用比重が米国を上回ったことが分かった。米国の最新コーディングエージェントを稼働させるために中国製AIモデルを活用する方式が増えた結果だ。
日本経済新聞は米オープンルーターを引用し、中国AIの利用比重が6月に55%(トークン基準)に達した一方、米国AIは43%だったと報じた。昨年9月に米国製AIが76%、中国製AIが20%と集計されたのと比べると、中国製AIモデルの利用が急増したことになる。
全体のAIモデルのうち、今月7日時点でオープンルーターで最も多く使われた大規模言語モデル(LLM)は、中国テンセントのAIモデル「Hy4プレビュー」だった。先月28日に発表されたHy4プレビューは、安い価格が強みの中国の新型フラッグシップモデルの中でも最も安い。
性能面でも以前のモデルに比べ改善がなされた。サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、Hy4プレビューはLLMの性能をリアルタイムで評価するコードアリーナのウェブ開発ランキングで世界8位に入った。米アンソロピックのクロード・フェイブル5は7位を記録し、これに肉薄する水準だ。
特にオープンルーターによると、Hy4モデルに最も多いトラフィック(計8150億トークン)を送ったアプリは、アンソロピックのコーディングエージェント「クロード・コード」だった。アンソロピックのコーディングエージェントの利用者が、実際の推論作業にはアンソロピックのAIモデルであるクロードを使わず、コストパフォーマンスの良いHy4モデルを活用しているためだ。AI開発の現場ではHy4モデルが頭、クロード・コードが手足の役割を果たす組み合わせが急速に広がっているわけだ。このほか、AIモデル「キミ3」の運営会社である智譜AIが50億ドル(約6兆7300億ウォン)規模の資金調達も完了するなど、中国のAI企業は実弾も素早く確保している状況だ。






